北方領土問題について調べてみた
最近,安倍首相とプーチン大統領の間で北方領土に関する交渉が進んでいるみたいだ.しかし僕はこの北方領土の領有権に関して,ほとんどなにも基礎知識を持ち合わせていない.「もともとは日本の領土で,第2次大戦に関連してソ連に奪われ,そのままになっている」という程度の理解しかしていない.
そこで,北方領土に関する最低限の知識だけでも調べておこうと考えた.近い将来,北方領土問題に動きがあったとき,基礎知識が必ず役立つはずだからね.それに,いつなんどき誰かと国際政治トークが始まるかもわからないからね.始まらないけど.そして,調べたことを文章化して残しておこうと考えた.脳の記憶力は当てにならないからね.メモを取ることで人は偉大になれるとノムさんが言ったとか言わないとか.
孫崎亨,日本の国境問題(p96-p99)より.
1.前提条件として,戦勝国は,敗戦国の領土を自由に割譲できる.
2.連合国側は,ポツダム宣言(45年7月26日)で,日本の主権は「本州・北海道・九州・四国と,連合国側の決定する諸小島」と規定した.
3.日本は,8月14日,そのポツダム宣言を受諾した.
4.GHQ訓令(46年1月)で,日本の範囲が「主要四島と,対馬諸島や北緯30度以北の琉球諸島などを含む約1000の島で,竹島・千島列島・歯舞群島・色丹島などを除く」と規定された.
以上4つの国際政治上の慣例と歴史的事実から,日本は北方四島を放棄したと考えてよい.
さらに加えて証拠を挙げるなら,
5.吉田首相は,51年衆院本会議にて,「主要四島と付属する小島以外は放棄した」と名言している.
以上の記述から僕がシンプルにたどりついた結論は,
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