デモクリトスは万物が原子からなると推論した.
デモクリトスは,紀元前5世紀のギリシャの哲学者.
「物質の本質はなにか」を考え続けた.
この曖昧な問いを,「物質を永遠に分割し続けることはできるか」
というyes/no形式の明確な問いに帰着させ,その答えは「NO」と結論した.
物質を分割し続ければ,それ以上小さくできない分割不能な粒に至る
と推論し,その粒をatom(原子)と名づけた
(ギリシャ語で〈a tomos〉は〈分割できない〉を意味する).
「約束事の世界では,甘みも,苦味も,熱さも,冷たさも,色も存在する.
だが実際には,原子と空間しか存在しない」
ーデモクリトス
ーーーしかし,「原子の実在」を照明する方法はあるのだろうか?
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